思い出の品が捨てられないあなたへ。物置部屋になる前に考えてほしいこと

「子どもの作品、なんとなく全部取ってある」

「捨てるのはかわいそうな気がする」

「思い出だから、捨てられない」

片付けサポートをしていると、こういうお悩み、本当によく聞きます。

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今日は最初に、ちょっとだけ強めのことを言います。

思い出を残すために、モノを全部残す必要はありません。

これ、私自身も片付けをしていく中ですごく感じるようになりました。

今日は、実際にたくさんのお家を見てきて感じることと、わが家の思い出品の残し方について書いてみようと思います。

「思い出の品」って、子どもの作品だけじゃない

思い出の品というと、

子どもが描いた絵。
幼稚園や学校で作った作品。
もらった手紙。

このあたりを思い浮かべる人が多いと思います。

でも、実際に片付けサポートをしていると、それだけじゃないんです。

例えば、以前看護師として働いていた方が、当時使っていた教材や勉強道具をずっと持っていることがあります。

もう使っていない。
これから使う予定もない。
でも、捨てられない。

なぜかというと、そのモノ自体が必要というより、

「あのときの私、頑張ってたな」

が詰まっているからなんですよね。

時間もかけた。
お金もかけた。
必死に勉強した。

だから、その人にとっては、もうただの教材じゃないんです。

「過去の自分」を手放せなくて持っているモノ、実は結構ありませんか?

特に多いのが、学生時代に使っていた教材、前職で使っていたモノ、昔ハマっていた趣味のモノ。

モノを手放すことで、

「あんなに頑張っていた自分までなくなってしまう気がする」

「働いていた頃の自分の価値まで手放す気がする」

そんなふうに感じて、手放せない方も多いです。

「とりあえず取っておく」の行き先

そして、思い出品で一番怖いのがこれ。

とりあえず取っておく。

作品だから取っておこう。

思い出だから取っておこう。

捨てるのはかわいそうだから取っておこう。

そして、とりあえず物置部屋へポイッ。

これを何年も繰り返していると……

立派な物置部屋の完成です。

しかも、まるでテトリス。

重ねに重ねて、隙間という隙間を上手に埋めてあります。笑

これ、本当にたくさんのお家で見てきました。

そして、そういうお部屋ほど、

「本当は子どもが遊べる部屋にしたい」

「そろそろ子どもの勉強部屋にしてあげたい」

と悩まれている方が多いんです。

つまり、

過去の子どもの思い出を残すために、今の子どもが使える場所がなくなっている。

そんな状態です。

今の暮らし < 過去の思い出

になってしまっているんですよね。

だからこそ、一度ちゃんと向き合ってみてほしいんです。

プレンティボックス1箱分と無印良品のケース1箱分に

ちなみに私も、思い出の品は持っています。

全部捨てているわけではなく、大切なモノはちゃんと残しています。

子どもからもらった手紙もあるし、描いてくれた絵もあります。

ただ、ひとつ決めていることがあります。

それが、

「ここに入るだけ」です。

私自身が残したい思い出の品は、プレンティボックス1箱分。

それ以上は増やしません。

私が死んだら、もうここに入っているモノごと棺桶に入れてほしいです!!笑

思い出はプレンティボックス1つ分

そして、子ども自身が

「これは取っておきたい!」

と言った作品は、無印良品のケースに1人1箱ずつ。

子どもが残す作品は無印の収納ボックスに1人1箱ずつ

ここはちゃんと分けています。

なぜなら、

私が残したいモノと、子どもが残したいモノは別だから。

子どもの箱は、将来そのまま本人に渡すつもりです。

大事なのは、

「思い出だから残す」

ではなく、

「思い出はこの量まで残す」
「この量なら自分で管理できる」

と、先に決めることです。

だって、思い出を全部取っておくなんて無理です!

全部残そうと思ったら、もう一軒家建てて「思い出館」つくらなきゃ無理なレベルです。

家の中に残せる量には限りがあります。

だからこそ、自分が管理できる量を先に決めておくことが大切です。

過去が多いほど、今の生活は狭くなる

ということを覚えておきましょう。

子どもの作品は、ずっと同じ状態では残らない

あと、作品についてもうひとつ。

特に立体作品。

普通に劣化します。

紙粘土が割れたり、テープが剥がれたり、色が変わったり。

大事だからと何年も押し入れの奥に入れておいて、久しぶりに出したらボロボロ。

これでは、せっかく残していたのに悲しいですよね。

なので、わが家では、

  • 写真に撮ってから手放す
  • しばらく家に飾る
  • 子どもと作品を一緒に撮影する

ということもしています。

特に私は、飾って楽しむのが好きです。

作ってきたら飾る。

毎日見る。

そのうち、いい意味で家の「景色」になる。

そうすると、

「もう十分楽しんだな」

と思える瞬間が来ることがあります。

そのタイミングで手放す。

ちゃんと楽しんでから、役目を終えてお別れします。

作った瞬間に「一生残すか、今捨てるか」の二択にしなくてもいいんですよね。

夫に言われた「思い出に、モノは必要ない」

そして私自身にも、どうしても手放せないモノがありました。

「みーちゃん」という絵本です。

Instagramにも投稿したので、覚えている方もいるかもしれません。

私はこの絵本に思い入れがあって、

これどう思う?

と夫に聞いたことがあります。すると…

夫(健)

捨てれば。べろべろ舐めてたし。

ありママ

え?……(軽っ。鬼なの?)思い出とかないの?

と聞いたら、夫が一言、

夫(健)

思い出に、モノは必要ないでしょう

ありママ

……ぐうの音も出ねえ(笑)

でも、これが私には結構刺さりました。

このInstagramの投稿には、

「モノを見て思い出すこともありますよね」

というコメントもいただきました。

それも、本当にそうだと思います。

モノを見た瞬間に、

「あ〜、この頃こんなだったな」

と思い出すことはあります。

だから、思い出の品を全部捨てればいいなんて、私は全然思っていません。

ただ、

思い出すために、全部のモノが必要なのか?

と言われたら、私はそうではないと思っています。

本当に大切なモノだけ残す。

それで十分なんじゃないかな、と。

あと、そもそもモノがなければ思い出せない思い出って、そんなに大事な思い出でもないのかもしれません。笑

思い出を大切にすることと、全部取っておくことは違う

思い出の品を捨てられないこと自体は、悪いことではありません。

大切だった時間だから。

頑張っていた自分だから。

子どもの成長が嬉しかったから。

だから残したい。

その気持ちは、あっていいと思います。

でも、

大切にすること=全部取っておくこと

ではありません。

残したいなら残す。

でも、残す量は決める。

写真で残してもいい。

飾って楽しんでから手放してもいい。

そして何より、

過去の思い出を置くために、今の暮らしを狭くしない。

もし今、物置になっている部屋があるなら、一度考えてみてほしいです。

ここを今の子どものための部屋にするのか。
過去の思い出を置いておく部屋にするのか。

自分はどっちにしたい?

そう考えると、

「片付けなきゃ」

ではなく、

「片付けたい」

に変わるママも多いです。

片付けって、収納方法を知ればできるものでもないんですよね。

何のために片付けるのか。
自分はどんな暮らしをしたいのか。

ここが決まるだけで、手放せるモノが一気に増えることもあります。

私の講座でも、収納方法より先に、こういう「片付けるためのマインド」をかなり大切にしています👇

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最後に。

モノを手放しても、思い出までなくなるわけではありません。

過去の大切な思い出も残しながら、今の家族が暮らしやすい家にしていきましょう。