「収納用品は先に買わない」じゃあ、いつなら買っていい?

「収納用品は先に買わない」じゃあ、いつなら買っていい?

片付けの本やSNSを見ていると、

「収納用品は先に買わない!」

って、よく書いてありますよね。

私もこれは本当にそうだと思っています。

個別相談でも、

「この収納ケース、買おうと思ってるんですけどどうですか?」

と聞かれたら、

「ちょっと待って!まだ買わないでください!」

と言うことが多いです。

でも最近、逆のパターンもあるなと思っていて。

「収納用品は先に買っちゃダメ」

を忠実に守りすぎて、

「じゃあ、一体いつなら買っていいの?」

となっている人もいるんですよね。

収納用品は、絶対に買ってはいけないわけではありません。

むしろ、収納用品の力を借りたほうがいい場合もあります。

じゃあ、どのタイミングなら買っていいのか。

今日は「収納」について、ガッツリ深掘りしてみようと思います!

片付けアドバイザー ありママ プロフィール

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そもそも「収納」って何のためにある?

まず、ここからです。

私が考える収納の基本は、

使うモノを、出し入れしやすくすること。

これです!

収納というと、

「全部入った」

「見えなくなった!」

「床にモノがなくなった」

で、片付いた気になりやすいんですが……

「入った」で喜んで終わりじゃない。次に出すところまで考えたほうがいい!

と思っています。

だって、収納したモノって、基本また使いますよね。

だったら、

「使いたいときにラクに取り出せるか?」

「使い終わったあと、ラクに戻せるか?」

ここまで考えなきゃいけないんです。

収納は、モノを詰め込んで隠すためのものではありません。

暮らしの中で使うモノを、出し入れしやすくするためのものなんです。


大容量の収納ケースに「全部入った!」は要注意

たとえば、昔からよくある大きなフタ付きの収納ケース。

下にキャスターが付いていて、衣類や季節用品なんかをドサッと入れられるタイプです。

【写真:フタ付き大型収納ケース】

フタ付き大型収納ケースにモノがたくさん入っている様子
Screenshot

これ、大容量だからめちゃくちゃ入ります。

「ここに全部入れちゃえ〜!」

と詰め込めば、一瞬で部屋はスッキリします。

でも。

一番下に入っているモノ、取れますか?

上に別のケースが積んであったら、まずそれをどかす。

フタを開ける。

上に入っているモノをどかす。

中をガサガサ探す。

ようやく発見。

そして使い終わったら、また同じ手順で戻す。

……めんどくさっ!!🤣

こういう収納って、「入れるとき」のことしか考えていない場合が多いんです。

私はこれを、

「とりあえず詰めとこ収納」

だと思っています。

もちろん、年に1回しか使わない季節用品など、入れるモノによってはフタ付きケースが向いていることもあります!

だから、フタ付きケース自体が悪いわけではありません。

大事なのは、

「たくさん入るか」ではなく、「自分が使いやすいか」。

収納用品を選ぶときは、入れる瞬間だけじゃなく、次に使う場面まで想像してほしいんです。


SNSで人気の収納をマネしても、同じようにはならない

これも個別相談をしていて、本当によく感じます。

Instagramなどで、

「これ便利!」

「子どもの学用品はこれ!」

と人気になっている収納用品ってありますよね。

たとえば、最近はやっているサイドワゴン収納(ブックスタンド)👇

最近SNSで流行っているサイドワゴン収納

これも悪い収納用品と言いたいわけではないです。

実際、うまく活用できている人もいます。口コミもいい!

ただし、

SNSで一時的に流行る収納用品って、実は再現性がめちゃくちゃ低いんです。

SNSで見たお家では、

ワーク10冊。

ノート数冊。

筆記用具。

それがキレイに収まっていたとします。

「わ〜!これいいじゃん!」

と思って同じ収納を買った。

でも、自分の家にはワークが20冊、ノートもたくさん、プリントも山ほどある。

そこに同じように全部ぶっ刺したら……

そりゃ、同じ見た目にはならんのです……。

モノがたくさん入った縦型収納

使っているうちに、こうなる人多発です。👆

収納用品をマネするときって、

「何を入れているか」

は見るんです。

でも、

「どのくらいの量を入れているか」

「自分の家ではどうなるのか」

までは、意外と見ていません。

SNSでその収納をきれいに使えている人は、そもそも持っているモノが少なかったり、そこに入れるモノと量がしっかり決まっていたりします。

収納用品だけ同じものを買っても、持っている量が違えば、同じ状態にはならないんです。


中身が見えない収納、本当にあなたに合ってる?

白い収納ケースをズラーッと並べて、ラベリング。

めちゃくちゃスッキリ見えますよね。

私も見た目は好きです。

でも、中身が見えない収納には、

「何が入っているか覚えておく」
「ラベルを見る」
「開けて確認する」

という手間があります。

これが苦にならない人なら全然OK。

でも、

「片付ける時間がない!」

「戻すのがめんどくさい!」

「どこに何を入れたか忘れる!」

という人が、中身の見えない収納を大量に取り入れたらどうなるか。

収納ケースに戻さず、

ケースの上にモノを置き始める。

そして気づけば、

白い収納ケースだけがめちゃくちゃ悪目立ちしている。

なんてこともあります。

見えない収納が悪いわけではありません。

見える収納が正解なわけでもありません。

大事なのは、

「自分や家族が戻しやすい?」

です。

見た目より、まずは自分や家族の行動に収納を合わせてあげてください。


収納ケースも「モノ」です

これも収納用品を買う前に知っておいてほしいこと。

収納ケースを増やす=家の中のモノを増やす

ということです。

そして、入れたいモノによっては、思っているほど入らないこともあります。

例えば、SNSの洗面台下収納などでよく見かける、この収納ケース。

無印良品の白い収納ボックス

使っている人も多いと思います。

でも、ここに洗剤のストックを入れようとすると、

全然入らない……。

(洗濯用洗剤だったらストック2つくらいしか入らない…)

「じゃあ、ケースを使わずに直置きで2つ並べたほうがよくない?」

となることもあります。

もちろん、細かいモノを入れるなら使いやすい場合もあります。

でも、深さがある収納は、入れるモノによっては奥に入ったモノが見えにくくなり、何を持っているのか把握しづらくなることもあります。

つまり、

収納用品を増やしたことで、逆にモノが増え、把握しづらく、出し入れしづらい環境をつくってしまう

こともあるんです。

「収納が足りない!」

と思って収納用品を買ったのに、

「あれ?思ったより入らない……」

となって、さらに収納用品を買い足す。

これは避けたい。

だからこそ、収納用品から考えないことが大切なんです。


だから、収納用品は先に買わない

ここまで読んでもらうと、

なぜ「収納用品は先に買わない」と言われるのか、少し違って見えてくると思います。

単純に、

「収納用品を買うのは悪いことだから」

ではありません。

捨て活する前は、

何を残すのか。

どのくらいの量になるのか。

どこで使うのか。

どんな収納なら自分や家族が戻しやすいのか。

まだ何も決まっていないからです。

その状態で収納用品を買うって、そもそも難しいんですよね。

入れるモノも量も決まっていないのに、それにピッタリの収納用品なんて選べません。

しかも、捨て活をすると、

収納ケース自体が余ることもめちゃくちゃ多いです。

モノが減って空っぽになったケースを、別の場所に持っていく。

「あれ?これ、ここで使えるじゃん!」

となることもあります。

家全体で見れば、わざわざ新しい収納用品を買わなくても、すでに持っているモノで回せることって結構あるんです。

収納ケースだって、家の中にある「モノ」のひとつ。

だからまずは、収納用品を増やす前に、中に入れるモノから見直す。

これが先です。


じゃあ、収納用品はいつなら買っていい?

ここまで散々、

「収納用品を先に買うな!」

と言ってきましたが🤣

収納用品は、必要なら買ってOKです。

私が「もう買っていい!」と思うのは、

残すモノと量と置く場所が決まったあと。

たとえばリビング。

家族が使うノートや本、文房具などが置いてある。

一つひとつ見直した。

全部使っている。

これ以上減らす必要もない。

そして、ここにあるのが一番使いやすい。

でも……

なんかゴチャッとして見える。

ここまで来たら、もう「モノが多すぎる」という問題ではありません。

整えるフェーズです。

だったら、収納用品を使っていい。

むしろリビングやダイニングなど、毎日目に入る場所なら、ボックスなどを使って視覚的にスッキリさせることで、暮らしていて気持ちよくなることもあります。

この段階なら、

「この量が入るサイズ」

「この場所に収まるサイズ」

「私は中身が見えないほうがスッキリ感じる」

「ここは子どもが使うから、ポンッと戻せるほうがいい」

と、収納用品を選ぶ理由がちゃんとある。

ここでようやく、

収納用品、買ってよし!!

です。


「収納用品=悪いモノ」ではない

「収納用品を先に買わない」

という言葉だけ聞くと、

収納用品=悪いモノ

みたいに感じてしまうかもしれません。

でも、全然そんなことはありません。

収納用品は、うまく使えば暮らしをラクにしてくれます。

ただし、順番があります。

収納用品を使って、モノの多さを解決しようとしないこと。

まずは、自分が持ちたいモノを選ぶ。

量を決める。

使う場所を決める。

どうしたら自分や家族が出し入れしやすいか考える。

今ある収納用品で使えるモノがないか確認する。

そこまでやって、それでも必要なら、

最後に収納用品で整える。

収納用品は、モノを詰め込むためのものではなく、必要なモノを出し入れしやすくして、暮らしを整えてくれるもの。

だから、

収納用品は買っちゃダメなんじゃない。

買うのが早すぎると、失敗しやすい。

これを覚えておいてもらえたらと思います。

そして、収納用品を買う前にはぜひ、

「これは何を入れるために買う?」
「どのくらいの量を入れる?」
「使うとき、ちゃんと取り出しやすい?」
「使ったあと、ラクに戻せる?」

ここまで考えてみてくださいね!


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「こういう収納用品は失敗しやすい!」

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