その収納用品、使わないで!

片付けサポートに伺うお家で、よく見かけるものがあります。

ワゴン、工作ワゴン、マルチラック、どこからでも開けられるボックス、子ども用の回転絵本ラック……

どれも SNS でバズっていた、あの収納グッズたちです。


使いこなせていない現実

「これがあれば片付く!」という投稿を見て、思わずポチッとしてしまう気持ち、すごくわかります。

でも500件以上のお宅を見てきた私が正直に言うと、モノが多いお家であの手のグッズが機能しているお家を、ほぼ見たことはありません。

なぜか。

それは、収納グッズは”モノを減らす道具”じゃないからです。

モノが多いまま収納を増やしても、置き場所が増えるだけ。モノを増やしているんです。

そして収納用品の上にいつの間にか積み重なり、気づけば「なんとなく物置」になっていませんか?「不要なモノ置き場」をお金をかけて作っているのです。


ワゴンがいらない理由、ずばり言います

「なんでも入れられる」「どこにでも動かせる」——それって、裏を返すと「何をどの量入れるのか決まっていない」「どこに置くか決まっていない」ということです。

「みんなも使っているし、ワゴンがあったら片付きそうかな…」という理由で買ってしまいがちですが、そのワゴンに何を入れるのか、どこに置くのか、用途が曖昧なモノを買っても機能しません。

収納グッズを買う前に決めること、それはただひとつ。

「何を、どこに置くか」

それが決まってから初めて、「取り出しやすくするためにどんな収納が必要か」を考えます。この順番を守るだけで、収納の失敗は減ります。


個別相談に来てくれた方からのリアルな声

先日、個別相談を受けてくださった方から、こんなコメントが届きました。

「ワゴンの闇をお送りします。
工作ワゴンが機能するのは一番上だけ。二段目以下、何が入ってるの?プリント?塗り絵の冊子? 見た目終わってない? 

三段ワゴン、必ずもの置き場になる。二段目以降を取りに行かない。場所取る割に入らない。原形を整えないくらいものを置いちゃう。……私のようなものが多い系の人間が手を出してはいけない闇ですね。粗大ごみ依頼します。」

こちらインスタのストーリーズにも載せましたが、「まさに!」ということで共感が多かったです!

一番上だけ使って、二段目以降は「とりあえずゾーン」になる。そしてワゴン自体がさらにモノの山になる。このループ、心当たりある方いませんか?


“収納上手”に見える人の本当の秘密

誤解のないように書きますが、ワゴンが悪いわけではないです!ワゴンをちゃんと活用できている人もいます!

SNS で「このワゴン最高!」と紹介しているあの方、ワゴンを活用できている方はモノが少ないんです。

シンプルな暮らしの土台があるから、ワゴンひとつが映えて、ちゃんと機能する。

モノが多い状態でワゴンを買っても、残念ながら同じにはなりません。必要なのはグッズじゃなく、先にモノと向き合うことなんです。


「収納を買えば解決する」という罠

収納グッズへの投資より先にやること——それは「減らす」です。

どこに何があるかわかる量に整えてから、初めて収納を検討する。その順番さえ守れば、むしろ収納グッズはほとんど要らなくなることも多いんです。

収納用品を買う前に、ぜひ一度立ち止まって考えてみてください。

「これ、本当に必要なモノを取り出しやすくするためのもの?」

その問いが、散らかりにくいお家への第一歩です。

「減らす順番」や「収納を選ぶ基準」については、ゴリ講座でも詳しくお伝えしています。収納の考え方、この収納用品は機能しづらい…ということも紹介しています。知らずにSNSの収納用品を増やしている方は要注意です。それを買いそろえても一生片付きません。気になる方は講座の詳細をのぞいてくださいね👇