片付けてもすぐ散らかるのはなぜ?「満員電車収納」になっていませんか

片付けたはずなのに、なぜかすぐ散らかる人必見!
朝きれいにしたはずのダイニングテーブルに、夕方にはまたモノが集まっている。
なんてことないですか?
これ、根本を見直さないと片付けてもまたすぐリバウンドします!
こんにちは!ありママです。
元中学校教員で、現在はオンラインで片付けのサポートをしています。
かつてはモノだらけの家に悩んでいた私自身の経験も交えながら、「捨てる・やめる」で暮らしと子育てをラクにするヒントを発信しています。
今日は、私が勝手に名付けている
「満員電車収納」
について書いてみたいと思います。
「片付けても、なぜかすぐ元に戻ってしまう」という人は、ぜひ家の収納を思い浮かべながら読んでみてください。
「入った!」で満足していません?
家の中の引き出しを、どこでもいいので一つ思い浮かべてみてください。
キッチンでも、洗面所でも、リビングでも構いません。
引き出しを開けたとき、モノとモノの間に余白はありますか?
それとも、
「ここにも入る!」
「この隙間にも入る!」
「まだ閉まるから大丈夫!」
と、ぎゅうぎゅうに詰め込まれているでしょうか。
私は昔、完全に後者!
というより、
収納=モノをできるだけたくさん入れる場所
だと思っていたんですよね。
「せっかく収納スペースがあるのに、空いていたらもったいないじゃん。」
余白あると、モノ入れたくなる!!と。
だから私の頭の中は、たくさん入れば入るほどいいと。
そしてシンデレラフィットが流行った。
ケースを買ってきてきれいに仕切って、余った隙間を埋めることに徹した。
引き出しが最後まで閉まれば、
「よし!全部入った!」と満足。
でも今考えると、
「入る」と「使いやすい」はまったく別なんですよね。
あなたの家にも「満員電車収納」ありませんか?
私は、モノがぎゅうぎゅうに詰め込まれた収納を、
「満員電車収納」
と名付けました。まだ世に出ていないので私が名付け親ですw
朝の満員電車を想像してみてください。
人と人の間に隙間がなくて、身動きが取れない。
降りたい駅に着いても、
「すみません、降ります!」
と人をかき分けながら、やっとの思いで外へ出る。
あれ、めちゃくちゃ大変ですよね。想像するだけで苦しい!!
収納の中でも、同じことが起きています。
たとえば、引き出しの奥にあるハサミを使いたい。
でも手前にも上にも別のモノがぎっしり。
まず手前のモノをどかして、上のモノをよけて、ようやくハサミを取り出す。
そして使い終わったら、今度は逆の作業です。
また手前のモノをどかして、ハサミを入れて、元に戻す。
……めんどくさっ!!!(笑)
毎日これをやるとなったら、そりゃ戻したくなくなります。
散らかっている場所に原因があるとは限らない
そして、ここがけっこう大事。
ハサミを戻すのが面倒になると、
「あとで戻そう」
と、とりあえずテーブルに置きます。
これはいわゆる「ちょい置き」ってやつです。
他のモノも同じ。
出し入れしづらいものを使った後は見えるところにちょい置きされます。
充電器とかペンとか。薬とか。
すぐしまえばいいのに、しまう場所が満員電車収納だからしまう気にもならない。
で、しまわない人の決まり文句は
「またすぐ使うし」とか「見えるところにないと忘れるから」です。
もどさないんだから気づけば、テーブルの上はまたモノだらけ。
そこで私たちは、
「またテーブルが散らかってる!」
と、テーブルの上を片付けようとします。
でも、モノを戻す場所が相変わらずぎゅうぎゅうだったら、どうでしょう。
また戻すのが面倒になる。
またテーブルに置く。
そして、また散らかる。
これを繰り返します。一生これの繰り返しです。
散らかっている場所に、散らかる原因があるとは限らない
ここで言いたいのは
テーブルの上が散らかっているなら、テーブルだけを見るのではなく、
「ここにあるモノ、本来どこに戻るんだっけ?」
と、そのモノの帰る場所を見てみてください。
もしかしたら、その収納が満員電車になっているかもしれません。
だからその満員電車収納をまず整理しなければいけません。
「全部入るんです」は、片付いているとは限らない
片付けのサポートをしていると、
「一応、全部収納には入るんです」
という話を聞くことがあります。
そうなんです。
入るんです。
満員電車収納と一緒でパンパンに詰めれば。
でも、私が大事だと思っているのは、
入るかどうかではなく、ラクに出して、ラクに戻せるかどうか。
毎日使うモノなのに、戻すたびに別のモノをどかさなければいけない。
ケースを一度引っ張り出さないと取れない。
上に積んだモノを全部よけないと戻せない。
きれいに並べないと扉が閉まらない。
これでは、どんなに見た目がきれいでも、維持するのが大変。
収納って、テトリスじゃないから!
隙間という隙間を全部埋めて、
「ぴったり入ったー!」
そんなのを目指すのは間違っています。
テトリスも真ん中のモノ1つ取ったら崩れますね。
余白は「もったいない」じゃない
昔の私は、収納に空いている場所があると、
「ここ、まだ何か入れられそう」
と思っていました。
でも今は、むしろ逆です。
空いていていい。
というより、
空いているから使いやすい。
余白があるから、サッと取り出せる。
余白があるから、考えなくてもサッと戻せる。
そして、多少雑に戻してもちゃんと収まる。
これ、毎日暮らす家ではすごく大事だと思っています。
毎回きっちり整えなくてもいい。
むしろ余白があれば子どもが戻しても、夫が戻しても、自分が疲れている日に適当に戻しても(笑)、ちゃんと収まる。
そんな収納のほうが、結局は散らかりにくいんです。
今日、一人だけ満員電車から降ろしてみよう
とはいえ、
「よし!今日は家中の収納を全部見直そう!」
なんてやらなくて大丈夫です。
まずは、引き出し一つで十分。
5分でもいいです。
家の中で、
「ここ、いつも取り出しにくいんだよな」
「戻すの面倒なんだよな」
と思っている収納を一つ開けてみてください。
そして、満員電車になっていたら、
「ここから誰か一人、降ろせないかな?」
くらいの気持ちで見てみる。
使っていないモノを一つ手放すだけでも、その分だけ余白ができます。
一人降りたら、ちょっと動きやすくなる。
呼吸がしやすくなったね。と思ってください。
もう一人降りたら、さらに出入りしやすくなる。
そうやって少しずつ、モノが出入りしやすい収納にしていけばいいんです。
いくら収納スペースに詰め込めるかではなく、
使いたいときにラクに取り出せて、使い終わったらラクに戻せること。
これが大事です。
だから収納の中には、モノがちゃんと出入りできる余白を残しておきましょう。
今日、家の引き出しを一つ開けてみてください。
あなたの家にも、
呼吸が苦しくなりそうな「満員電車収納」
ありませんか?
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