「家が狭いから片付かない」は思い込み。ずっと片付かない本当の原因

「うちは家が狭いから片付かない。」

実はアパートに住んでいた頃の私は、本気でそう思っていました。

「収納が少ないから散らかる。」
「もっと広い家だったら片付く。」
「収納を増やせば解決する。」

そう信じていました!

家づくりの当時はちょうどつわり真っ最中。

打ち合わせも夫任せでしたが、これだけは何度もお願いしました。

「収納だけはたくさん作って!」

託された夫は私のために収納をたっぷりとってくれました。

ウォークインクローゼット。

パントリー。

階段下収納。

2階の廊下収納。

「これだけ収納があれば、散らからないし、何かあっても大丈夫!」

私はそう思いました。

でも…、引っ越して1年後には、しっかり散らかっていました(笑)。

収納は増えたのに、なぜか部屋は片付かない。

「なんでこうなるの?」

当時の私は本気で

「もっと家が広ければよかったんじゃない?」

「リビングもっと広くすればよかったわ…」

と思っていました(笑)。

でも自分が片付けたり、片付けサポートを通してたくさんの家を見てきたからこそその答えが分かりました。

もし、今「この家のせいで!」と思っている方や、

これから家づくりを考えている方、引っ越しを予定している方にも読んでほしいお話です。

広い家でも散らかる人はたくさんいる

片付けサポートでは、本当にいろいろなお家を見てきました。

4LDK。

大きなファミリークローゼット。

広いパントリー。

納戸。

廊下収納。

「収納がたくさんあるおうちだな」といただいた間取りを見て思っていました。

でも実際にお話を聞くと、

「収納が足りません。」

「置く場所がなくて…。」

とおっしゃる方が本当に多いです。

中には「引っ越すしかないですよね」とおっしゃる方も…。

家族の人数と部屋の数が見合わない場合は、もしかしたら狭いことが原因なのかもしれません。

けど、収納が少ないマンションやアパートで、お子さんがいてもスッキリ暮らしているご家庭もたくさんあります。

この違いは何か…?

答えはとてもシンプルです。

モノの量です。

家が広いと、実は油断しやすい

広い家には、実は落とし穴があります。

「ここ空いてるから置いておこう。」

この”とりあえず”ができてしまうことです。

最初は余白があった収納スペースも気づけばモノでいっぱい。

そして、

「あれ?ここ何入ってたっけ?」

という収納が完成します。

広いおうちだから…と思っていたのに散らかってしまうご家庭には

必ずこういった把握していないスペースがあります。

冷蔵庫もそうです。

冷蔵庫が大きくなると

「まだ入る。」

そう思っているうちに、使いかけの調味料や賞味期限切れの食品でいっぱいになっていきます。

空いているスペースがあると、人は無意識に埋めたくなってしまいますよね。

そして、大きい・広いということは、それだけ管理する場所も増えるということ。

掃除する場所も増える。

見直す場所も増える。

つまり、維持するコストも増えるということです。

車だってそうですよね。

大きな車は荷物がたくさん積めて便利ですが、その分、購入費も維持費も高くなります。

家も

広ければ広いほどいい。

収納は多ければ多いほどいい。

そんなふうに考えてしまうと、実は管理する負担まで増やしてしまうことがあります。

もちろん、広い家が悪いわけではなく、

「広いから片付く」と思ってしまうのは少し危険です。

一生片付かない人の共通点

今までたくさんの方とお話してきて、ある共通点がありました。

それは、

「環境が変われば片付く。」

と思っていることです。

例えば、

「引っ越したら片付く。」

「新築になったら片付く。」

「収納家具を買えば片付く。」

実はこれ、全部昔の私なのですが…(笑)。

だから気持ちはすごくわかります。

でも、家だけ変わっても、自分の暮らし方が変わらなければ結果は同じです。

これは以前、親族(おじさん)のゴミ屋敷の片付けに入ったときにも感じました。

おじさんは家を片付けたあと、義実家で新しい生活を始めました。

「新しい環境で第二の人生を送ってほしい…」

そう思っていました。

でも、住み始めて1か月もしないうちに、おじさんがいた部屋はまた床が見えなくなったそうです。

買い物の仕方も。

モノとの付き合い方も。

「いつか使う」の考え方も。

何一つ変わっていませんでした。

私はその話を聞いて、

「住む場所だけ変わっても、思考や習慣が変わらなければ、また同じことを繰り返すんだ。」

と衝撃を受けました。

だから以前SNSで、

「誰か家を全部片付けてくれないかな。きれいになったら、それを今度こそキープするから!」

というような投稿を見かけたことがありました。

その気持ちは分かるのですが、私は

「もし全部片付いたとしても、きっとまた散らかってしまうのではないか…」

と思いました。

一度片付けて収納の仕組みを整えることは大切です。

でも、それ以上に大切なのは、

自分自身がモノとの付き合い方や考え方を変えること。

ここが変わらなければ、根本的な解決にはならないんです。

収納は薬。でも病気は治してくれない

私は以前

「収納は薬みたいなもの。」

とお話ししました。

薬を飲めば、一時的に症状は良くなります。

でも原因が治っていなければ、また症状は戻りますよね。

収納も同じで、

収納用品を買って上手く入れれば、一時的には片付きます。

でも、

モノを増やす習慣。

なんとなく買う習慣。

後回しにする習慣。

これらが変わらなければ、また散らかります。

だから根本的な解決が必要と思います。

この考え方については、こちらの記事に詳しく書いています。

収納は「薬」。本当に見直すべきなのは生活習慣 | 「捨てる・やめる」で育児をラクに

今日から変えられること

「うちは狭いから。」

そう思っているなら、一度だけ考えてみてください。

もし今より収納が2倍になったら、本当に片付きますか?

たぶん、多くの人は最初だけです。

そして数年後には、その収納もいっぱいになります。

だから大切なのは、

収納を増やすことではなく、

モノとの付き合い方や考え方を変え家に入れるモノを選ぶことです。

片付けは、捨てる技術だけではありません。

何を家に入れるか。

何を残すか。

何を手放すか。

1つ1つの選択の積み重ねで、家は変わります。

家はすぐには広くできません。

でも、暮らし方は今日から変えられます。

「家が狭いから片付かない。」

もしそう思っていたなら、今日からその思い込みを手放してみませんか?

今の暮らしで「どんな暮らしをしたいか」を考えてみてください。

その視点を持てると、家の見方も、モノとの付き合い方も、きっと変わっていくはずです。

私の講座ではそういった根本的なモノとの付き合い方や考え方についてもお話しています。
もちろん、家中スッキリさせるためのやり方についてもです。
興味がある人は詳細をご覧ください。

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