モノの住所はどう決める?「定位置が決まらない人」にまず考えてほしいこと

片付けではよく、

「モノの住所を決めましょう」

と言います。

使ったら元の場所に戻す。

そのためには、モノ一つひとつに定位置が必要。

うんうん。

それはわかる。

でもさ。

その住所、どうやって決めるん???

って話じゃないですか。笑

「定位置を決めましょう!」

と言われて、

「はい!じゃあ今日からハサミはここ!書類はここ!」

ってスパスパ決められるなら、

たぶんみんなそんなに片付けに困ってない。笑

先日の個別相談でも、まさにこの「モノの住所」が大きなテーマになりました。

こんにちは!ありママです。

元中学校教員で、現在はオンラインで片付けのサポートをしています。

講座生さんのお家を見ていると、

「どこに置けばいいのかわかりません」

「一応、定位置は決めたんですけど戻せません」

ということがよくあります。

でもこれ、

住所の決め方だけが問題じゃないことがあるんです。

その前に、もっと大きなところがバグっている!!

今回はそんなお話です。

住所を決める前に、そもそも「住人」を把握してる?

先日の個別相談で、お家の中を一緒に見ていました。

私が、

「この中には何が入っていますか?」

と聞くと、

「えーっと……」

「これは子どものモノで……」

「こっちは夫ので……」

「あれ?これなんでここにあるんだろう?」

と。

出てくる出てくる。

所属不明の住人たち

これ、実は珍しいことではありません。

家の中に収納はたくさんある。

そして、その中にもモノがたくさん入っている。

だけど、

「家に何があるのか」を自分でも把握しきれていない。

そんな状態って結構あります。

これ、人間で考えたらなかなかカオスです。

「住所を決めたいんです!」

と言いながら、

そもそも誰が住んでいるのかわかってない。

そう、だからまず住人を確認しよう!

って話です。

モノも同じ。

何を持っているのか。

それは誰のモノなのか。

そこがわからない状態で、

「さて、どこに置こう?」

と考えても難しいんです。

「ここ空いてるじゃん!」で入居させてない?

そしてもうひとつ、よくあるのがコレです。

収納を開けて、

「あ、ここ空いてる!」

じゃあ、ここに入れよう。

これやりがちです。

でも人間だったら、

「群馬に空き家あるから、あなた今日からそこ住んでね!」

とはならないですよね。笑

職場は東京かもしれない。

家族は大阪にいるかもしれない。

空いている=そこが最適な住所

ではありません。

モノも一緒です。

空いている収納に、とりあえず入れる。

すると最初は、

「片付いたー!」

となる。

ところが、これを家中で繰り返していくと……

子どものモノがこっちにも。

あっちにも。

夫のモノと自分のモノが混ざり、

「なんでコレここにあるんだっけ?」

というモノまで出てくる。

こうして少しずつ、

家全体の配置がバグっていきます。

先日の個別相談でも、まさにこの状態が起きていました。

モノの住所を考えていたら、「部屋の住所」までわからなくなった

そこで、一つひとつ確認していきました。

これは何?

誰のモノ?

じゃあ、こっちは?

……と整理していく。

すると今度は、

「そもそも、この部屋って誰が何のために使うんだっけ?」

というところにつながってきます。

ここ!!!

めちゃくちゃ大事です。

例えば、

「ここは子どもの部屋です」

と言いながら、

中を開けてみたら、

親の思い出品。

季節家電。

来客用の布団。

とりあえず置いた段ボール。

子どものモノ、ちょっと。

みたいになっていたら、

もう子ども部屋なのか物置なのかわからん!ってなります。

部屋には「役割」があります。

誰が使うのか。

そこで何をするのか。

どんなふうに過ごしたいのか。

実は、モノの住所を決めることって、

収納ケース一個の中だけを見て考える話ではないんです。

ここで「理想の暮らし」が効いてくる

私の講座では、最初に「理想」を間取りを見て考えてもらっています。

片付けを始めたばかりの頃は、

「片付けたいのに、なんで理想の暮らしなんて考えるんだろ?」

と思う人もいるかもしれません。

早く捨てさせてくれ!!

と思うかもしれない。笑

でも、進めていくと、

最初に考えたことが、あとからちゃんとつながってきます。

誰がどの部屋を使いたい?

そこで何をしたい?

どんな家にしたい?

それがあるから、

「じゃあ、このモノはここにあるのが自然だよね」

が見えてくる。

つまり、

モノの住所だけを単体で決めてもダメなんです。

家全体の「まちづくり」から考える感じ。

家の中に、

子どもエリアがあって、

夫エリアがあって、

家族みんなで使う場所があって。

そこに、それぞれ必要なモノが暮らしている。

そう考えると、

「モノの住所を決める」

って、ちょっとイメージしやすくなりませんか?

今回やったのは「家のバグ修正」

今回の個別相談でやったのは、

私が、

「これはここ!」

「それはあっち!」

と全部住所を決めることではありませんでした。

今、家の中に何があるのか。

それは誰のモノなのか。

それぞれの部屋をどう使いたいのか。

そこを一緒に確認しながら、

家の中で起きていた配置のバグを見つけていく。

そして、

「じゃあ、ここからどう直していこうか?」

を考える。

そんなトレーニングでした。

片付けって、

ただモノを減らして、

空いた収納にきれいに並べて終わりじゃないんですよね。

「モノの住所が決められない!」と思ったら

「定位置を決めましょう」

と言われても、

だから、その定位置がわからんのよ!!!

と思っている方。

収納ケースの前で、

「ここかな……こっちかな……」

と悩み続ける前に、

ちょっとだけ視野を広げてみてください。

もしかすると、

そのモノ一個の住所が決められないことが問題なのではなく、家全体の配置が少しずつバグっているのかもしれません。

そして、そのバグにはちゃんと理由があります。

家族構成も違う。

間取りも違う。

生活動線も違う。

どんな暮らしがしたいかも違う。

だから、

「モノの住所はここが正解!」という万人共通の答えはありません。

自分の家を見て、

自分で考えて、

自分で決められるようになる。

私は講座でも、そこを大事にしています。

「ここにコレを収納すれば片付きます!」

という答えを覚えるより、

自分の家なら、どこがいい?

を考えられるようになったほうが、

これから先、モノが増えたり、子どもが成長したり、暮らしが変わったりしても、自分で整え直せるから。

モノの住所がなかなか決まらないなら、

その収納だけをにらめっこするのではなく、

一度、家全体を見てみてください。

「モノの住所を決めましょう!」

と言われても、

「だから、その住所の決め方がわからんのよ!」

という方は、ゴリ講座でお待ちしています!

特典で個別相談もついていますし、ありがたいことに価格も「この内容で安すぎんか?」とよく言っていただきます。

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